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8ミリフィルムを自分でビデオ化してみませんか?


昔の8ミリフィルムを自分でビデオ化する方法についてご紹介します。
映画フィルムをテレビでみられるようにビデオ化することを「テレシネ」といいます。
ウィキペディア「テレシネ」
個人の8ミリフィルムも沢山の業者さんがテレシネ化のサービスを提供しています。
「8mmフィルムテレシネサービス」を検索
しかし、フィルム本数が多いので費用がかかり過ぎるとか、自分でゆっくりと楽しみながら
やってみたいという方のために、「簡易テレシネ」の方法をご紹介します。
それなりに満足できる水準でフィルムをビデオ化することができます。


このマニュアルの制作にあたって、8mmFILM小金井街道プロジェクトのメンバーである
佐竹章一氏(銀塩カメラ・映写機コンサルタント)並びに藤川慎二氏のお力添えをいただきました。
ここに感謝を申しあげます。


         (記事のなかで一部の参考映像は制作中です。完成しましたらアップいたします。)


1.とりあえずやってみる

映写機とビデオカメラをお持ちの方は、とりあえずやってみましょう。
ここではエルモ社のテストフィルムを使いました。


1.使用した映写機

 エルモST−800
 
  主な仕様
  サウンド:光学再生と磁気録音再生
  レンズ:f1.3、f15〜25mmズーム
  ランプ:12V100W
  速度:18コマと24コマ



2.使用したビデオカメラ

愛用しているキャノンのHFS21と、コンパクトデジカメSX120ISです。
HFS21は、家族の記録と「あさみ ちゆき」さんの井の頭公園ストリートライブを記録する
ために購入したもので、キャノンとしては当時のフラグシップ機でした。
SX120のほうは、日常の記録や、ホームページ制作、私家版CDアルバム制作などのために
安価な機種を購入したものです。


 ○キャノンHFS21
 
  信号方式:NTSC(30fps) 1080/60i
  
撮像素子:1/2.6型CMOS
  
シャッター速度優先モードあり、マニュアルフォーカスあり
  →主な仕様(Canon)
  →新製品レビュー(小寺信良のElectricZma!)


 ○キャノンSX130IS
 
  信号方式:NTSC(30fps) 720/30p
  
撮像素子:CCD
  シャッター速度優先モードなし、マニュアルフォーカスあり
  →主な仕様(Canon)
  →新製品レビュー(デジカメWatch)



3.こんな結果になりました。

 HFS21(YouTube)
 SX130(YouTube)

 動画としての動きは、もと通りなのですが、
 1.映像がチラチラしています。
 2.上下に動く黒い横帯が現れています。とくにHFSはひどいですね。

  ビデオをヒトコマずつみるとこんなふうです。
  (c)株式会社エルモ社

 これでは、映像を判別することはできますが鑑賞には耐えません。
 どうしてこうなってしまうのでしょうか・・・?

 これは、8ミリ映写機の動画18コマとテレビやDVD動画の30フレームが同期していないために
 発生する現象です。




2.映写機とビデオカメラの仕組み


1.8ミリ映写機の仕組み


 ○動画としての動きの滑らか感・・・フィルム送り速度

  パラパラ漫画のように、人間の目は画像が変化するスピードが早くなると連続した動きに錯覚します。
  その下限は1秒間に15コマぐらいです。
  このため8ミリでもむかしのレギュラー8は16コマが標準でした。
  シングル・スーパー8になってからは1秒間に18コマを標準としています。
  1秒間に18回画面が変わることで動画にみえます。
  早いほど滑らかになりますので、8ミリカメラにも24コマ撮影できるものがあります。
  劇場の映画は24コマです。
  
  映写機はフィルムの穴(パーフォレーション)を爪(クロー)で引っ掛けてかきおろすことで、
  フィルムのコマ送りをしています。

  

  クローの動き(ホリペットという原始的映写機の事例)
  ・・・フィルム駆動モーターの動きに連動して爪先を上下させています。
  →紹介映像(YouTube)
  →輸出仕様機紹介映像(YouTube/Brumberger1503 mystarstudiosさん)
      3枚羽根シャッターはないので、映写された画像はチラチラしています。


 ○チラチラ感(フリッカー)対策

  明るいところでみるパラパラ漫画にはおこらない問題として、映写時の明暗の問題があります。

  明暗のサイクルが、1秒間に50回程度以下だと人間の目は明暗を認識してしまい、チラチラ
  してしまいます。
  50回程度以上にになると明暗の変化が感じられなくなり、明るい映写画面だけがみえます。

  フィルムは1コマ目を映写すると、一瞬光源をシャッターで閉じて暗黒にさせ、その間にフィルムを
  次のコマに移動させて映写する仕組みです。
  映像をみるひとは、画像のある明るい画面と暗黒の画面とを交互にみています。
  しかし、かりに1秒間に18コマの画像をそのままコマ送りで映写しますと、明暗の連続となって
  みるにたえません。
  この問題を解消させるために、映写機には回転式の開閉シャッター取り付けられており、
  1コマの画像を静止したまま3回もみせています。3回みせたら次のコマへ移動です。
  これによって、明るい画面と暗黒の画面との表示サイクルが3倍早くなり、人間の目にはチラチラ感を
  感じないようになっています。

  8ミリの18コマ上映は、1秒間に18コマ×3回=54回です。
  劇場映画は2枚羽根シャッターを使い、1秒間に24コマ×2回=48回にしています。


  
  映写ランプ・3枚羽根シャッター・フィルムの配置イメージ

  
  シャッター羽根・クロー・フィルムゲート

  
  3枚羽根ロータリーシャッター


2.ビデオカメラの仕組み

  ビデオカメラはレンズから得た情報を撮像センサー(CMOSかCCD)で受けてデジタル化し、
  画像処理プロセッサーでデータ化しています。

  ビデオカメラとしては、60iのビデオカメラと30pの動画が撮れるコンデジが
  一般的です。最近は60pの動画がとれるデジイチカメラも普及してきました。
  →参考 So-netブログ〜60fpsで動画を撮れるデジカメまとめ〜
  →参考 Panasonic〜LUMIX DMC-G5〜

  60iというのは、60フィールドインターレースのことで、1秒間に60コマ(ただし
  1コマの情報はフィールドといって、スノコ状に本来の情報量の半分になったもの)の
  画像情報を記録します。
  2フィールドの情報で完全な1枚の画像(フレーム)の場合の情報量になります。

  コンデジ動画は一般的に30pで、1秒間に30コマの完全な画像(フレーム)を記録して
  います。

  デジイチ動画の一部で採用されている60pになると、60分の1秒のシャッター速度で
  1秒間に60コマの完全な画像(フレーム)を記録しています。

  なお60pと60iの通常のシャッタースピードは60分の1秒ですが、これをもっと高速に
  設定すると(設定できる機種の場合)、ゴルフクラブのスイング分析のように、カクカクした
  記録になります。
  少しブレ(動き)がでるぐらいのシャッター速度で記録したほうが、人間の目には動画として
  滑らかに動きにみえるようです。
  →参考 東京Petit-Cine協会〜フレームレート、プログレッシブとインターレース〜
      東京Petit-Cine協会〜フレームのなかのシャッタースピード〜

  60iなんて不可思議な方法が採用されているのは、白黒ブラウン管時代のテレビ放送の名残りです。
  できることなら、30pのように1秒間に30枚の完全な画像情報(フレーム)を送りたかった
  ところですが、放送帯域上その半分の情報量しか送れないことと、ブラウン管の表示能力の制約から、
  編み出された方法です。

  この方式は人間の目の能力によく対応できており、1秒間に60枚もの画像が切り替わるので
  チラチラ感がでません。1枚の情報量は半分ですが、視聴するうえでの質感は十分です。
  60枚ですから動画としての滑らか感も充分です。

  その後、デジタルハイビジョン放送(地デジ・BS・CS)に変わり、受信機もブラウン管から
  液晶に代わりましたが、放送は60iのままで、受信する液晶テレビ内でプログレッシブに
  変換(I/P変換)して、より見やすく表示しています。
  →参考:プログレッシブとインターレース(EDN Japan)
  →参考:液晶ディスプレイのI/P変換(EIZO)


3.上下に動く横帯を消す方法


  この横帯は、映写機の映写速度を早くしたり遅くしたりすると現れ方がかわります。
  そしてある速度のところで完全にみえなくなります。

  
→参考映像(制作中)

  
現れる原因は、映写機の各コマの上映速度と、ビデオカメラの記録速度との不一致にあります。
  みえなくなるポイントは、両者の速度がマッチしたところ、具体的には映写機の上映速度が
  20分の1秒のところです。




3.簡易テレシネの方法

フィルム動画をビデオ化するにはテレシネ機と呼ばれる業務用専用機でおこなうのがよいのですが、
手持ちの映写機とビデオカメラ、ビデオ編集ソフトだけでも、十分に鑑賞に耐えるビデオ映像に
変換する方法があります。

その簡便法は、映写機の映写速度を1秒間に20コマにすることで実現できます。
映写機の映写速度は、標準で1秒間に18コマです。
これを少しスピードをあげて、1秒間に20コマにします。

20コマで映写すると早回しのビデオ記録にになっていますので、ビデオ編集で18コマ相当に戻して
完成です。


映写機には、サイレント映写機とサウンド映写機がありますが、サイレント機はシングル・スーパー8の
18コマのほかに、むかしのレギュラー8(16コマ)をみたいひとも多かったことから、スプロケット
なしでローラーによる方式で、スピード可変の構造になっています。
こもれび倶楽部「映写機の保守と整備〜8ミリ映写機の構造〜」もご覧ください。
従ってサイレント機であれば問題なく20コマ映写ができます。

  

一方でサウンド機は音声を正く再生させるために、18コマ(と24コマ)のスピード固定でして
20コマ映写はできません。
このためわたしは改造機を使っていますが、改造しなくても内部のつまみを動かすことで20コマ映写を
実現できます。
その方法は、こちらをご覧ください。
こもれび倶楽部「映写機の保守と整備〜映写速度について〜」

なお富士フィルムのサウンド映写機SH−9やエルモGS800などの高級機には、映写速度調整
機能がついていますので、点灯状態で速度調整ツマミを回して、デジカメのモニター画面を見ながら、
チラ付きがなくなった状態をさぐります。それが20コマ映写状態です。


通常のビデオカメラの記録は1秒間に30枚です。
そこで、フィルム映写を少し早回しの20コマにします。
すると映写機側では回転式シャッターにより、1秒間に20コマの映像を、各コマあたり3回、
合計60回映写してくれます。
これでビデオ側30回、映写機側は30の倍数である60回となって画像の変化のサイクルがマッチ
します。
これにより完璧に各コマが同一の記録にはなりませんが、十分に鑑賞に耐えるものになります。
これを「簡易テレシネ方式」といいます。

わたしはまだ実験していないのですが、60pで撮れるデジイチ動画を使えば、映写機で映写される
1秒間に60回の画像を、完璧に同じサイクルでもって60枚の完全な情報として記録できるはずです。



留意点

 ○スクリーンはA3程度の白紙で。

  映写画面の大きさは、横幅50cmくらいが適当です。
  これは8mmフィルムの画面横幅を約100倍に拡大した大きさです。
  A3(A4サイズ2枚分)か、B3(B4サイズ2枚分)相当ですね。
  →参考 紙のサイズ・寸法(第一印刷)

  現存する映写機やカメラのレンズが設計された当時の設計条件として、物体は無限遠方(無限大)に
  設定し、最短撮影・映写の近距離補正はされていません。
  現在では、近距離補正も設計要件になっていますが。
  従って無限大で映写することを念頭に、上記拡大倍率100倍はほぼ無限大といえます。

  映写機とスクリーンを近づければ、明るい映写ができますが、画像の中心部と周辺部との明るさの
  差(照度比)が目立ちます。また画面が広角すぎてビデオ映像に歪みがでてしまいます。
  そんな理由から、映写距離は2〜2.5mが適当です。
  まずこの距離で映写機とスクリーンをセットし、映写画面サイズが横幅50cmぐらいになるよう
  映写レンズ(ズーム)を調節します。
  上映鑑賞用にはビーズスクリーンがいいのですが、テレシネの場合は近くの真正面から記録するので
  キラキラしたスクリーンよりも、ケント紙がおすすめです。
  パソコンのプリンター用の白紙でも大差ありませんが、後ろに透けるのを防ぐため2枚重ねて使うと
  よいでしょう。
  白くても光沢のある紙は、映写ランプの光源が照りになってしまう問題があります。


 ○映写機とビデオカメラの配置方法を考える。

  映写機のレンズとビデオカメラのレンズが限りなく同一の場所にあれば、映像を歪みなく
  記録できますが、物理的に困難ですね。
  この点は、「入射角と反射角の原理」に従って、両者を配置することでほぼ吸収できます。
  映写機からの光軸のスクリーンへの入射角度と、スクリーンからビデオカメラの光軸への反射角度
  が同一になるようにします。
  これにより、画像の歪みは吸収されます。
  映写機とカメラを上下において下図のような角度にすると、記録される映像はきれいな台形に
  なり補正が簡単です。。

  



 ○画像のアスペクト比の違いに対処する。

  8ミリフィルム(レギュラー)     横1.33:縦1(4:3)
  8ミリフィルム(シングル・スーパー) 横1.36:縦1(4:3よりも少し横長)
  フルHD・HD            横1.78:縦1(16:9) 
  SD                 横1.33:縦1(4:3) 

  むかしのビデオは、4:3のSD画面でしたので、8ミリのサイズと近似しており、上映画面を
  ストレスなく記録できました。
  16:9のHD画面が一般的になっている現在、テレシネも画質のよいHDを使って16:9で行い、
  中央部分に映像を配置することになります。

  →参考 ウィキペディア「画面サイズ」
  →参考 ウィキペディア「ダブル8」

  なお、8mmカメラは4.01mm×5.36mmの画面サイズでフィルムに撮影していますが、
  フィルムを映写機で映写するときにはその95%の画面になるように設定されています。
  35ミリカメラでも同じような考えで、撮影は24×36mmですがプリントとスライド映写機は
  23×35mmとなっています。



 ○映写速度20分の1秒にこだわる。

  ビデオカメラのファインダーをみながら、映写機の速度をかえてみます。
  上下に流れる横帯が消えたポイントが20分の1秒です。
  この作業は厳密にやりましょう。これでテレシネの品質が決まります。



 ○ビデオカメラのピントを固定する。

  ビデオカメラにピント固定機能があれば、活用しましょう。
  わたしのSX130のような安価な機種にもマニュアルフォーカス機能はついています。
  ビデオカメラとスクリーンの距離は固定していますが、ピントを自動にしておくと
  画像の写り具合で一時的にピントがはずれる場合があります。



 ○ビデオソフトで編集する

  ・ビデオ編集ソフトは、わたしの場合は「ビデオスタジオ12プラス」を使っています。
   ウィンドウズのムービーメーカー(無償)は簡易テレシネの編集のためには機能が
   不足していますので、市販のビデオソフトをお使いください。


  ・前後の無駄映像をカットします。

  ・画像が歪んでいる場合で、ビデオソフトに補正機能(キーストーンなど)がある場合には
   その機能を使って補正します。
   この機能は、ビデオスタジオ12の場合、タイムライン上の対象クリップをクリックすると、
   「属性パネル」のなかに「クリップを変形」という項目が現れます。
   この機能はムービーメーカーにはありません。
   参考 Yahoo智慧袋 mamekahikaruさんのベストアンサー

  ・再生速度を18コマ相当になるように遅くします。
   18/20=0.9 ・・・再生速度を90%にします。
   この機能は、ビデオスタジオ12の場合、タイムライン上の対象クリップをクリックすると、
   「ビデオパネル」のなかに「再生速度」という項目が現れます。。
   ムービーメーカーには、簡易的な機能があり、再生時に数種類の既定速度で再生することは
   できますが、簡易テレシネの作業には対応できません。
   参考 コーレル智慧袋〜動画編集〜

  ・必要ならタイトルや8ミリ撮影年月などをつけましょう。

  ・サウンドフィルムの場合の音の扱い

   20コマで映写しているときの音声をそのまま記録してしまい、上記の再生速度変更をすると
   もとの早さに戻り、本来の音声になります。
   この場合は映写機の駆動音が入るのと、音声の品質(音質やステレオ感など)に限界があります。

   音質に拘りたいかたは、録音機(ICレコーダーなど)を映写機のLINE−OUT端子か
   外部スピーカー端子にコードで接続して、サウンドトラックの音声を直接に取り込みます。
   ICレコーダーを使う場合は、マイク端子の入力インピーダンスが小さいので、抵抗入りの
   高インピーダンスコードを使ってください。

   以上により録音した音源をビデオソフト上で使用します。
   この音源を、映像収録時に同時記録した音声のタイミングにあわせてタイムラインの音声トラック
   にのせ、タイミングが合ったら同時記録音声は削除します。
   こうした機能は、ムービーメーカーにはありません。
   参考 コーレル智慧袋〜動画編集〜

   こちらもご覧ください。→こもれび倶楽部〜サウンド8ミリ〜





4.もう少し詳しくみてみましょう


それでは、フィルムの各コマの画像が、ビデオデータ上でどのように記録されているかを確認するために、
何も写っていない透明のフィルムに1から20までの番号を書き込み、これを映写機で20コマで上映し、
その画面をビデオカメラ(ビデオカメラかデジカメの動画)で撮影してみます。

 

 

 

 


先ほどの数字はどう記録されたでしょうか・・・
映写機でフィルム映写 ビデオカメラでデジタル記録
エルモST800改造 SX130 HFS21 HFS21
秒速20コマで映写 30p 60i
コマ
番号
コマ
送り
シャッ
ター
映写
内容
映写
秒数
同左
合計
シャッター速度設定
自動(1/60) 1/30 1/60
1/120 1/20
1+■

1+■+1+■

1+■
1/120
1/120
1/120
1/120
2+■

1+■+2+■

1+■
送り 1/120

1/120 1/20
1/120
1/120
2+■

2+■+2+■

2+■
1/120
1/120
送り 1/120
1/120 1/20
3+■

3+■+3+■

3+■
1/120
1/120
1/120
1/120
4+■

3+■+4+■

3+■
送り 1/120
1/120 1/20
1/120
1/120
4+■

4+■+4+■

4+■
1/120
1/120
送り 1/120
1/120 1/20
5+■

5+■+5+■

5+■
1/120
1/120
1/120
1/120
6+■

5+■+6+■

5+■
送り 1/120
1/120 1/20
1/120
1/120
6+■

6+■;6+■

6+■
1/120
1/120
送り 1/120
1/120 1/20
7+■

7+■+7+■

7+■
1/120
1/120
1/120
1/120
8+■

7+■+8+■

7+■
送り 1/120
1/120 1/20
1/120
1/120
8+■

8+■+8+■

8+■
1/120
1/120
送り 1/120
1/120 1/20
9+■

9+■+9+■

9+■
1/120
1/120
1/120
1/120
10+■

9+■+10+■

9+■
送り 1/120
10 10 1/120 1/20
1/120
10 1/120
10+■

10+■+10+■

10+■
1/120
10 1/120
送り 1/120
11 11 1/120 1/20
11+■

11+■+11+■

11+■
1/120
11 1/120
1/120
11 1/120
12+■

11+■+12+■

11+■
送り 1/120
12 12 1/120 1/20
1/120
12 1/120
12+■

12+■+12+■

12+■
1/120
12 1/120
送り 1/120
13 13 1/120 1/20
13+■

13+■+13+■

13+■
1/120
13 1/120
1/120
13 1/120
14+■

13+■+14+■

13+■
送り 1/120
14 14 1/120 1/20
1/120
14 1/120
14+■

14+■+14+■

14+■
1/120
14 1/120
送り 1/120
15 15 1/120 1/20
15+■

15+■+15+■

15+■
1/120
15 1/120
1/120
15 1/120
15+■+16+■

15+■
送り 1/120
16 16 1/120 1/20
1/120
16 1/120
16+■

16+■+16+■

16+■
1/120
16 1/120
送り 1/120
17 17 1/120 1/20
17+■

17+■+17+■

17+■
1/120
17 1/120
1/120
17 1/120
18+■

17+■+18+■

17+■
送り 1/120
18 18 1/120 1/20
1/120
18 1/120
19+■

18+■+18+■

18+■
1/120
18 1/120
送り 1/120
19 19 1/120 1/20
19+■

19+■+19+■

18+■
1/120
19 1/120
1/120
19 1/120
20+■

19+■+20+■

19+■
送り 1/120
20 20 1/120 1/20
1/120
20 1/120
20+■

20+■+20+■

20+■
1/120
20 1/120
送り 1/120
                   ↑     ↑           ↑           ↑
                  ↑   ビデオカメラのシャッター開閉状態
:開 :閉)
               
      説明の便宜上シャッター開と閉の秒数を同一(1/120)にしています。
      機種にもよりますが、実機では開いている時間のほうが長くなっています。



いずれも30FPS(30フレーム/秒)ですので、1秒間に20コマ(映写は60画面)の映像は、
わたしのビデオソフト(ビデオスタジオ12プラス)上で一番詳しく表示すると1フレーム単位まで
みえて、30枚になっています。
(ビデオソフトのなかには、60枚(60p記録なら完全な画像60枚、60i記録なら60枚の
フィールド)まで表示できるものがあるようです。)

その30フレームの画像を写真にしました。
HFSは60フィールドインターレース方式ですので、実際には60枚のフィールドに記録されて
います)


SX130は、1→2→2→3→4→4→5→6→6→7→8→8→9・・・と、1フレームの次は
同じコマが2フレームというサイクルで規則的に記録されています。

HFS21(1/30)は、1→1と2の複合→2→3→3と4の複合→4→5→5と6の複合・・・という
並びで規則的に記録されています。

HFS21(1/60)では、1→1→2→3→3→4→5→5→6・・・と、2フレームのあと1フレームという
並びで規則的に記録されています。


以上からすると、みかけはHFS21(1/60)が記録内容としては一番スッキリしています。

HFS21(1/30)は、複合画像を含みますが、実際に動画としてみてみると、HFS21(1/60)
よりも動きは滑らかです。
すべてのコマの情報を記録できていることと、複合画像を含むことが動きのうえで効果があるようです。

SX130はオート記録でありながらよく健闘しており、HFS21(1/60)と同じ記録になっています。



以上について、もう少し細かにみてみましょう。

 ○SX130(シャッターはオート)

  1回目の1とそれに続く■はシャッターが閉じており、記録されていません。
  2回目の1と■が、シャッターが開いており記録されています。
        ■の情報も写り込んでいるはずですが、画像が暗めになっているだけです。
  これが、1フレーム目の”1”です。

  3回目の1とそれに続く■が、シャッターが開いており記録されています。
        ■の情報も写り込んでいるはずですが、画像が暗めになっているだけです。
  これが2フレーム目の”1”です。

  1回目の2と■はシャッターが閉じており、記録されていません。
  3回目の2と■はシャッターが開いており記録されています。
        ■の情報も写り込んでいるはずですが、画像が暗めになっているだけです。
  これが3フレーム目の”2”です。


 ○HFS21(設定シャッター速度30分の1秒)

  1回目の1とそれに続く■、2回目の1と■が、シャッターが開いており記録されています。
        ■の情報も写り込んでいるはずですが、画像が暗めになっているだけです。
  これが、1フレーム目の”1”です。

  3回目の1と■、1回目の2と■が、シャッターが開いており記録されています。
        ■の情報も写り込んでいるはずですが、画像が暗めになっているだけです。
  これが、2フレーム目の”1と2の複合画像”です。

  2回目の2と■、3回目の2が、シャッターが開いており記録されています。
        ■の情報も写り込んでいるはずですが、画像が暗めになっているだけです。
  これが3フレーム目の”2”です。


 ○HFS21(設定シャッター速度60分の1秒)

  1回目の1とそれに続く■が、シャッターが開いており記録されています。
        ■の情報も写り込んでいるはずですが、画像が暗めになっているだけです。
  これが、1フレーム目の”1”です。

  2回目の1と■はシャッターが閉じており、記録されていません。
  3回目の1とそれに続く■が、シャッターが開いており記録されています。
        ■の情報も写り込んでいるはずですが、画像が暗めになっているだけです。
  これが2フレーム目の”1”です。

  1回目の2と■はシャッターが閉じており、記録されていません。
  2回目の2と■はシャッターが開いており記録されています。
        ■の情報も写り込んでいるはずですが、画像が暗めになっているだけです。
  これが3フレーム目の”2”です。
  3回目の2と■はシャッターが閉じており、記録されていません。





5.簡易テレシネの完成事例

 ○冒頭と同じテストフィルムを使って、この方法でテレシネした映像をご紹介しましょう。

  SX130(オート=1/60)
  →YouTube(制作中)

  HFS21(1/30)
  →YouTube(制作中)

  HFS21(1/60)
  →YouTube(制作中)



 ○こちらは、2013年の「武蔵野はらっぱ祭り」に「映像インスタレーション」として出展する
  「武蔵野公園の秋」の現像したままの未編集フィルムです。
  ここから編集して2本のループにし、2つの映写機で1つのスクリーンに上映します。
  このフィルムは、ワークショップで自家現像したもので一部に現像むらがあります。
  自家現像の品質の事例としてもご覧ください。
  →YouTube
  はじめの20秒ぐらいの水面のカットで映像に乱れがあるのは、YouTube側での処理に
  問題があるようです。手許のファイルでは乱れはありません。
  

  制作:2013年10月
  カメラ:キャノン518SV
  フィルム:フジクロームR25N(現像:テテナール自家現像)
  簡易テレシネ:映写機/エルモST800、ビデオカメラ/キャノンHFS21、
  20コマで映写した映像を、シャッター速度30分の1秒で記録し、18コマ相当に
  戻しました。
  ビデオ編集:ビデオスタジオ12プラス





8ミリ/簡易テレシネ